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今回は、おたつ石コースを使って登山していくので、つつじが丘駐車場に車を停めました。約4時間ほどで700円かかりましたが、かなりの台数が停められる駐車場で、お土産屋さんや休憩所、ケーブルカーの駅などがあり、不便に感じることはありませんでした。
おたつ石コースの登山口を撮影したものです。ここから少しの間は、緩やかな道が続いているので登山初心者の方でもゆっくり身体を慣らしながら登山を楽しむことができます。
入り口の標識は『筑波山山頂18km』になっていますが正確には『1.8km』ですので、誤りのないようお願いします。
岩が多く足元が悪い場所
緩やかな道を進んでいくと、足元がゴツゴツした岩場になってきます。注意して歩けばこれといった道ではありませんが、よそ見をしていたりすると足を挫くかもしれませんので、最初の要注意ポイントになります。
つつじ並木の登山道
途中には、写真のようにつつじの木が立ち並び、並木道を形成してくれています。この辺りも、緩やかな道で歩きやすいようになっています。
私が行った時期はつつじの咲く時期ではなかったので、残念ながら花は見ることが出来ませんでしたが、4月中旬から5月上旬頃につつじの花が咲き乱れ美しいつつじ並木を見ることができます。
おたつ石コースの1/3ほど進むと、『弁慶茶屋跡』という休憩所があります。ベンチやテーブルがあり眺望も良いので、休憩やランチにはもってこいの場所です。
ここで白雲橋コースと合流し、そのまま山頂を目指したり、白雲橋コースを使い筑波山神社方面に下山することもできます。
弁慶茶屋跡
弁慶七戻り
『弁慶七戻り(べんけいななもどり)』
あの勇猛で知られる弁慶が、頭上の岩が今にも落ちそうで、七戻りしたといわれている岩です。元来『石門』といい、聖界(高天原)と俗界(現世)を分ける門であると言われ、大変神聖な場所とされてきた道です。
『高天原(たかまがはら)』
神の住む高天原という名がつけられた高台の上には稲村神社が鎮座しています。天照大神(あまてらすおおみかみ)を御祭神として祀り、とても神聖な場所です。眺望もよく、神様が下界を見渡すにはうってつけの場所という感じがします。
写真左側の階段は滑りやすいので気を付けて利用してください。
高天原
母の胎内くぐり
『母の胎内くぐり』
筑波山禅定(修験の行)の行場の一つ。奇岩を母の胎内と見立てて、岩の間を抜けることで生まれた姿に立ち返るという意味があることから、こう呼ばれるようになりました。
体の大きい人にはちょっと厳しい修行になりそうですね。
『陰陽石(いんようせき)』
高さ10メートルを超える巨岩が二つ立ち並んだ様子が、まるで陰と陽が寄り添っているかのように見えることから陰陽石と呼ばれるようになりました。
近くで見ると、その大きさも凄みを感じるほどです。
陰陽石
出船入船
『出船入船(でふねいりふね)』
元来、「熊野の鳥居石」といわれ、船玉神を祀っています。石の形が、出船と入船が並んでいるように見えることから、こう呼ばれるようになりました。
右側が港を出る船の船尾で、左側が港に入ってくる船の尖った船首ということでしょう。それにしても、昔の人達の発想力には感服しますね。
『裏面大黒(りめんだいこく)』
背中に大きな袋を持った大黒様の後ろ姿に見えることから呼ばれています。こちらも見事な奇岩であり、写真ではいまいち分かりにくいですが、実際に見るとしっかり大黒様の背中に見えますのでご安心を。
裏面大黒
北斗岩
『北斗岩(ほくといわ)』
天空に輝く北斗星のように、決して動かないことを意味していると言われ、空に向かってそびえ立つ姿は、まさに圧巻と言ったところです。
北斗岩の足元にも社がありますので無視しないでくださいよ。
『屏風岩(びょうぶいわ)』
読んで字のごとく屏風のように綺麗に並び立っていることから屏風岩と呼ばれるようになりました。奥のほうに素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祀っており、現在は立ち入り禁止になっているのでご注意ください。
屏風岩
大仏岩
『大仏岩(だいぶついわ)』
大仏のように見えることからそう呼ばれるようになり、女体山山頂近くにあるこの岩は高さがなんと15メートルもあり、大仏の名に相応しい迫力とスケールです。奇岩の連続で見るのに疲れてしまいそうですが、後半にきてこの規模はさすが筑波山と言ったところです。
女体山山頂は877mで、女体山御本殿があり『イザナミ』を祀っています。今回は行っていませんが、男体山山頂は871mに男体山御本殿があり、『イザナギ』を祀っています。
女体山御本殿の横を抜けると、360°の絶景の大パノラマが待っています。
女体山御本殿
山頂には、ほぼ360度の美しいパノラマが待っています。綺麗ですよねー!!カメラレンズが広角じゃない事が悔やまれますね。雪も残っていて普段では見ることが出来ない筑波山も乙なもんです。山頂の岩は、多くの人が踏んでいるためツルツルになっていて滑りやすいのでご注意ください。すってんころりんしないでくださいね。
それでは、百聞は一見に如かず!茨城の紫峰を一度はご堪能あれ!!