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| 〇 日 付 | 2017年3月2日（木） |
| 〇 場 所 | 東京都西多摩郡奥多摩町氷川 |
| 〇 天 候 | 雨 |
| 〇 目 標 | 聖滝（ひじりだき） |
| 〇 ルート | 川苔山登山口～聖滝 |
東京都西奥多摩郡奥多摩町の川苔山と笙之岩山の間をきれいな清流が流れる谷です。苔むした木や岩が出迎え、川魚が忙しく泳ぎ、カワセミが元気に唄う幻想的な場所。
川苔谷といえば百尋ノ滝（ひゃくひろのたき）が有名ですが、今回は、道中にある聖滝（ひじりだき）を目標に奥多摩Tripしてきました。
苔むした岩と大樹が醸し出す幻想的な世界。
入口には門があり自分で開けて入る。開けたら閉めましょう。
川苔山登山口の看板（忘れ物のサングラスが掛かっていた。）
奥多摩駅方面から日原街道（にっぱらかいどう）を進むと、途中に川乗橋バス停が見えてきます。ここに門が設置されていて、誰でも外せるチェーンが巻かれています。それを外すして門を開くと、いよいよ川苔山へ入山の時です。はじめて行く方は少し入りずらいところではありますが、勇気をもって門を押し開けましょう。
※登山道の入り口には、登山者へのお願い事や危険情報などが書かれていることがありますので見落とさないようにしたいですね。
基本的に、自分が使用する前と同じ状態に戻していき、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
舗装された道路が川に沿って走っているので車両で進むことができますし、徒歩でも苦にならずに散策できるコースです。天気の良い日には、トレイルランニングやマウンテンバイクで風を切りながら疾走するのも気持ちよさそうなに感じました。
生憎の天気でしたが、霧の掛かった山の稜線と道路を挟むように切り立った岩壁は迫力満点。雨の日に来る価値もありそうですね。岩にはロッククライミングをした痕跡もありましたが、ハーケンも経年劣化が激しい様子でした。
※道路は見通しがあまり良くないので車両で移動の際は、速度に注意し、徒歩の際も周りに注意しながら安全第一で行きましょう
道路の様子。（画像がブレています。）
霧掛かった尾根と岩壁
舗装された道路を歩いていると聖滝の少し手前に川へ降りられるポイントが出てきたので、そこから川に降りていきます。川に降りると一部人工的にかけられた橋があり、歩きやすい印象でした。苔に雨が相まってより一層滑りやすい状態だったので細心の注意を払って一歩一歩確実に進みます。
すると、ようやく綺麗な川が見えてきます。この辺まで来たところで雨脚も弱まり、サラサラと流れる清流にうっとりしながら小休止を挟み、体が冷える前に動き出します。
木製の架け橋(滑りやすいので要注意。)
岩が隠れるほど降り積もった落ち葉
秋以降冬にかけて、落ち葉が溜まっているような場所には危険が潜んでいます。
地面があると思い足を出したら腰近くまで埋まってしまったり、岩が隠れていて捻挫をしたり、ひどい場合は骨折する可能背があります。山での怪我は死活問題ですので、不用意に飛び込まないようにしましょう。
雨に濡れた苔、このように見事な苔が生えている。
とても綺麗な苔岩が至る所に点在している様は、まるでジブリ映画もののけ姫の世界に潜り込んでしまったかのような美しさ。浄化作用がある苔は森にとって大切な植物です。踏み荒らさないよう注意したいですね。
水の力で削り出された岩は見事のひと言。水が流れる音も大きくなってきたので目標はすぐそこのようです。この場所では、魚が泳いでいるのを確認できましたが、種類まではかくにんできませんでした。奥多摩では鮎・岩魚・山女魚・ニジマスなどが生息しています。
水の浸食により削られた岩が美しい。
水中の写真。魚が泳いでいるのが確認できた。
魚の写真を撮ろうとした結果さすがに逃げられてしまいました。写真奥のほうに見える、黒い斑点が魚の影ですが、全然わかりません。とは言え、奥多摩の水はとても綺麗で澄んでます。水温はかなり冷たく、氷水に手を入れたように感覚がマヒしてしまいます。
最終目標聖滝を目前に、落差70㎝のリトル瀑布で一呼吸入れましょう。ここは、普通に通ったらなんてことない所ですが、下から煽って撮影してみたら意外と良いものが撮れたのでビックリです。周りに岩壁がないので空まで抜けた写真が撮れました。晴れていたら、もっと良かったですね。
水が落ちる様子を下から煽って山を入れた一枚。
目的地の聖滝。水量が少なめで穏やかな流れです。
ついに、最終目標の聖滝に到着。両サイドの切り立った岩壁が見事なゴルジュを形成し見る者を圧倒する景色です。水量は少なめで、滝までは少し距離があるので写真ではこの迫力が伝え切れませんが、本当に綺麗な場所になっています。聖滝はこの奥にも連なるように滝があり上からも見ることができますが、私は上流に向かった眺めが一番きれいだと思います。