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今回は、記憶している限りでは22年前から使用しているコールマンランタン[288]を復活させる試みです。 コールマンランタンについては、ずぶの素人が、1から勉強して使用できるようにするのが目的です。
こちらが今回復活させるコールマンランタン[288]です。長い間使われずに汚れているようですが、試しに、点灯できるか試してみました。ポンピングはできるようですが、燃料が噴出しないという問題に直面し、復活に向け作業スタートです。
まず、どれくらい汚れているのか、どこが悪いのか、確認するために一度分解していきます。(素人が見てもどこが悪いか分かりません。) ベンチレーターは埃と錆びで汚れてます。
ホヤも煤と埃汚れが酷いのでキレイに拭きます。ここがくすんだ状態だとランタンの光量も多少落ちてしまいます。
不用意にマントルに触れると、一瞬で粉となり、北風に流されました。 少し悲しい気持ちになりました。(マントル買ってこないと、、、)手袋に付いている白い粉はマントルが粉々になった痕跡です。
ネットで調べると大抵の故障はここ、ジェネレーターにあると皆さん言っています。このジェネレーターは焦げているようですが、素人目では特別な不備は見られません。
ポンプも外してポンプカップを確認しましたが、これといった問題は無さそうです。汚れはありますが、物自体はキレイに見えます。
とりあえず、故障箇所はいまいち判明しませんでしたが、キレイにして一旦組み立て直します。
ピカピカのベンチレーターにテンションが上がります。
せっかくキレイに磨いたので、もう一度ポンピングしてみましょう。
「!!!!!!!」何ということでしょうか、バルブとジェネレーターを繋ぐジャムナットから燃料がダダ漏れしてます。やはり、この辺に問題がありそうですね。パーツ交換をしたいところではありますが、まだ交換用の部品も買っていないので、できることはここまでです。なんとなくでも、不良個所が判明したので良しとしましょう。
初日の作業終了。
色々パーツ買いに行くのに1週間ほどたってしまいました。今回パーツは佐野プレミアムアウトレットのコールマン直営店で購入。
ついでに、店員さんにランタンについてご指導いただきました。
以上の品々を購入し、[288]の修理再開です。
真っ先に不調気味だと思われる、ジェネレーターを交換していきます。昔のものと多少作りが変わっているみたいですが、気にせずに新品を投入。
次に、マントルを装着して空焼きしていきます。火をつけると、一瞬で燃え広がり順調かと思いきや、速攻で穴だらけに・・・ショックすぎる。予備のマントルをかっておいてよかったです。
そして、改めてランタンの点火方法を確認したところ、
最初にポンピングをするわけですが、ポンプノズルをオープン状態にしなくてはいけないということが判明。初歩的なことに気づかず一生懸命ポンピングしていました。点火できないのも当たり前ですよね。
しかし、結構な力でノズルを回しても全然回る気配がありません。壊れているのかと思いながらもダメもとで、フルパワーで回してみると「ギ、ギ、ギ、ペキンッ」という音を立ててノズルが回りました。長いこと使われていなかったので固まっていたのですね。
ポンピングし、火力調節用のキグセンつまみを回すと、ものすごい勢いで音を立てながら気化した燃料が出てきました。後は着火するだけです。
着火すると軽く爆発し、結果すさまじい勢いで点火!!その勢いと感動のあまりに我を忘れかけましたが、ついに着きました。ここまで試行錯誤しながら、コールマンランタン復活に向けやってきましたが、ただ火が付くだけでここまでうれしいものかと、自分自身とても驚きました。
コールマンランタンについて何の知識もありませんでしたが、パーツを磨いたり交換しているうちにランタンそのものに愛着が湧いてきました。最近では、簡単でお手軽なLEDランタンが多く出てきていますが、確かに時間を使わずにガソリンランタンと同じような役割を果たしてくれます。しかし、敢えて時間を費やすことでその時間が、自分や家族にとって特別なものになると思います。ランタンをいじっている父親の姿は子供から見てもかっこいいものではないでしょうか。父から子へ代々受け継がれるランタンはまさに〈BUDDY(相棒)〉と呼ぶに相応しいと私は感じました。
こうして父から子へ受け継がれるコールマンのランタン復活プロジェクトは作業終了です。